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マルコ・ダラーゴ

Austria

Marco Dallago

オーストリア出身のマルコ・ダラーゴは常に勝利を目指しているが、彼が収めてきた数々の勝利の中でひときわ大きな輝きを放っているのが、2014年のアイスクロス・ダウンヒル・ワールドチャンピオンシップ制覇だ。

アイスクロス・ダウンヒルを心の底から愛しているダラーゴの情熱は、彼を最も先進的かつ最も影響力のあるライダーのひとりに押し上げており、結果的にこのスポーツのレベルアップとファンの拡大に貢献している。

スピード溢れるライディングをスタートゲートから披露できるダラーゴは、2011年にドイツ・ミュンヘンで記録されたデビュー戦から、2013シーズン終了までの間に数々の表彰台を獲得していたが、2014シーズンの圧倒的な強さが、彼の立場を大きく変えることになった。

通常、ライダーはシーズン最終戦が終わるとしばらく休んでから、アイスホッケーなどのウインタースポーツを通じてフィットネスを維持していく。しかし、2013シーズン終了から2014シーズン開始までのオフシーズン、ダラーゴは一瞬たりとも休むことなくハードワークを重ね、ジムワーク、ランニング、サイクリング、アイスホッケーなどに取り組みながら、両親が所有する森の中に全長200mの木製レーストラックを弟ルカと一緒に組み上げ、インラインスケートを使ったトレーニングにも励んだ。

こうして迎えた2014シーズンは彼のハードワークが結実し、Red Bull Crashed Ice全4戦で3勝をマークして個人総合優勝を決めた他、チーム戦でも優勝した。この彼の活躍は他のライダーの大きな刺激になり、敏捷性や反応性、スタミナを強化するべく、多くのライダーがオフシーズンのトレーニングをレベルアップさせることになった。

他のライダーたちがレベルアップしたことで、2015シーズンのダラーゴは総合6位に終わったが、現在25歳のダラーゴは、レースの世界は常にトップが入れ替わることを知っており、王座奪還に向けて気持ちを高めている。また、ダラーゴはこのような競争がこのスポーツ全体を進化させると考えている。

ダラーゴは2部練習をほぼ毎日続けるトレーニングスケジュールが楽ではないことを認めているが、「トップレベルを維持するためには、目標、夢、ヴィジョンを持つことが重要だ。今の僕たち全員のレベルを考えれば、成長するためには全てのトレーニングセッションで限界を超える努力をする必要がある。2016-17シーズンを終えたあと、僕はまだまだ成長できる自分がいることに気が付いた。メンタルを強くすることはもちろん、効果的なレースの進め方なども学ぶ必要がある」とその必要性を強くアピールしている。

アイスクロス・ダウンヒルの未来を作り上げること - これがダラーゴの目標だ。彼は木製レーストラックに他のトップライダーや若手ライダーを招待して一緒にトレーニングを重ねている他、子供たちとのワークショップや、ブログの投稿などにも取り組んでいる。大人しくてフレンドリーな性格のダラーゴは近くにいる人たちを安心させるが、レーストラック上では誰が相手でも容赦しない。

「今は全てが順調に進んでいる。国もレーストラックの建造に力を貸してくれている」とコメントするダラーゴは、ヴァークライン / クライナルで開催されるライダーズカップの運営にも大きく関わっている。ダラーゴはライダーズカップについて「Red Bull Crashed Iceは大規模でクレイジーだし、楽しいイベントだけど、ライダーズカップはもっと一体感がある。仲間意識が強く感じられるイベントなんだ。観客も最高にクールだよ」と説明し、次のように締め括っている。「僕も弟のルカも誰もが羨むような裕福な人生を送っているわけではないけれど、夢を生きているのは確かだよ」